アンフェアⅨ


なんだか回想シーンばかりでせつないなぁ。
みおちゃんが聞いていた牧村さん吹き込みによる絵本音源。
発売されないかなぁと妄想にふける。
いや、キムタエの声はそれだけでなにかこう世界の不思議
もたらしてくれそうな効能があるように思えてくるんですね。


去年だったか、NHK-FMの週ごとに俳優が小説や脚本を朗読する帯番組に
多江さんご出演だったんですけれども、その週のその時間にはきちんとラジオをつけて、
中学生みたいなことしていたんです。
朗読される内容にいちいち反応したりして、落ち着いたNHK深夜帯の時間にそぐわない
リスナーだったんですけども、声も素晴らしいなと思ったわけです。


それがここに来て演出上の問題だったかもしれないけど、キムタエ音声入り絵本
の登場です。反応せざるをえません。


物語の方はなんだかよくわからない方向に進んできて、
始めから考えるといったい何人死んだんだ?K察なにやっているの?
とサスペンスやミステリーを見る上では禁句を思わず叫びそうになるぐらいですが、
ここはもう少しの辛抱です。


おそらく始まってからまだ一言も発していないみおちゃんですが、
子役とはしゃべらないだけでこうも頭脳明晰に映るものだろうか、と思わせる演技です。
鉛筆削りを破壊して中のカミソリを利用することを編み出したり、
いち早く危険を察知して部屋の中に隠れる様子は、まるでオオカミとヤギでした。
視聴者としてはハラハラさせる展開として楽しめます。


いったいどうなるの?という展開のわりに、
今回のオオカミ濱田マリは死んでいないってしっかり予告で言っていました。
瑛太の時は警察もだます必要があったから?
ラストであぁ死んじゃった〜と思わせて、
すぐに予告で生きてましたって言われるのは
ちょっとどうかしら。


防犯ビデオの解析もあんなにはっきりと出るんですかw
警察もバカじゃないんだから、
あんなところにこれ見よがしに名刺が落ちていても関連づけないでしょうw 
逆に香川照之が他に犯人がいるように思わせるためにわざと置いたとでも?