ウィニー祭り
ここのところ、連日のようにテレビを賑わせているウィニーですが、
まったくもって面白いですね。使っていない者にとって。
最近はウィニーを介しての暴露ウィルスの
ために重要なファイルが流出してしまったという形で特に取り上げられています。
官房長官談話も出てきたり、小泉総理が言及したりと、
ウィニーを使用している人の多くが著作権法とのせめぎ合いの中にある
始めは「アンダーグラウンド」的なツールだったものがこうも日の目を見ることは
大変興味深いことです。
一般に流出してしまったので、申し訳ございません。今後は…という話の流れ
になっているとおもうのですが、彼らは被害者なのでしょうか。
WikipediaのWinnyの項でも触れられているように、
しかしその一方で、この一連の情報漏えいについてはマスメディアが盛んに報道していたが、
一貫してウイルスに感染して情報を漏らしてしまった側を被害者として報道することが多く、
そもそもその感染者たちが、ファイルを違法にダウンロードしている著作権侵害者である場合が多い
という側面に触れることはあまりない（もちろんAntinnyの感染経路は必ずしもWinnyだけにとどまらない)。
Winnyの使用≒著作権とせめぎあいの渦中 という使い方の人が多いと思われ、
流出させてしまった人は、「ウィルスによって流出させられた」というよりも、
普段は「アレやコレをウヒヒで(σﾟ∀ﾟ)σｹﾞｯﾂ」しているんだな、と思われてもしかたないわけです。
個人的な信用はそっちの方でも落ちてしまうような気がするのですが、いかに。
流出→こいつWinnyつかっているんだぜ→まぁ、もしかしてアレやコレも落としたりしているのかしら
と連想されても仕方ないわけです。実際にその人がたとえばいかがわしいファイルを落として
いないとしても、えてしてウィルスの原因となったファイルはそっち系のファイル名を偽装していたり、
ツールそのものがそういう使用されていると個人的にも思いますから、
流出させた事実よりも、そんなもの使っていたという事実の法がもし自分だったら痛いなぁと
思うわけです。
官房長官談話がでた同じ15日、今回の騒動の原因とされる問題についてマイクロソフトから
わかりやすい説明のページができていました。
OSメーカーがこんな形で乗り出すことはWinnyを使う人の裾野がこれほどまでに
広がっているという傍証にもなりますね。
「よくわかってないけど(ﾟдﾟ)ｳﾏｰだから使っていた」初心者が多いのか、
まぁ大変なことになったみたいです。
マイクロソフトの説明ページでは、その挿絵が面白すぎる。
こんな状況になっている人も多いのかしら。
そんなもん使うなよ、と言いたい私はISDN。すばらしい環境ですね。( ´Д⊂ヽ
Winnyのことで心配しなくてもすみます。おまけに私のプロバイダであるぷららでは、
Winny関係の通信を完全遮断することが決定されたようで、
「あれ？ぷららって2003年ぐらいから使えないようにしてなかったっけ？」と思ったりもするのですが、
もともとやるつもりがなくて（やれなくて）、ぷららにした自分にはどうでも良かったりします。w
もうひとつコレに関して触れておきたいことがあります。
それはメディアの放送についてです。流出事件が相次ぎ、朝の番組やワイドショーでも、
普段Winnyの言葉すらしらないような方向けに、今回の問題点として説明があったりするんですが、
いろいろ細かいこと言い出すとツッコミどころ満載の説明をやってくれて、
Winnyを使わなければ大丈夫。というわけではないのですが、そんな風にも受け取れるのです。
実際使わなくてもウィルスには気を付けなければならないのですが。
この問題だけに時間を割くことも難しいし、問題に関する情報が緻密で膨大になっている現代。
（ほかのニュースでも、どこに重きを置いて放送するかは局側次第）
ただその情報だけを受け止めていると、かなり曲解してしまいそうな恐れもあるのです。
マイクロソフトの説明のページだって、これで何がわかるのかよくわかりません。
「とりあえず最新の状態にしておけ、変なの使うな。」としか言えない現状です。
仕方ないといえば仕方ないのですが、せっかくテレビメディアだけでなく
インターネットというツールがあるのですから、Winny用としてネットを使うのではなく、
いろいろ見て調べて考えてみるのが大切だと思いました。
前も言いましたが、イナバウアーもどんどん違う方向に行ってますね。
恐ろしいですねメディアは。カワウソだってあれはイナバウアーじゃありませんから。
イナバウアーは反りませんから！！！ もう必死ですよ。
*1
*2
*3
