「愛国心」〜右翼特集〜 −NEWS23−

昨日なにげにTVをつけたときにやっていた。シリーズで今日もあるらしい。
最近の若者と右翼団体とか、最近の日本の右翼についてのドキュメント。
NEWS23で取り上げているところがミソだが、昨今の日本の「右傾化」により、
右翼よりも過激な意見が一般に溢れているため、右翼の存在意義が怪しくなっているとか。


ご存知の人もいるとおり、私はどちらかといえば「右翼」である。
でも街宣車の活動を別にカッコイイとも素晴らしいとも思えない。
街宣車の活動は珍走団の延長にしか思えないし、効果があるのかすらあやしい。
同じ“右翼”として、主義主張を不気味だと逆に曲解されかねない。
おぉ、またやっている。程度で眺めるのがいいのかどうか。


無理に古い日本語を使ったり、勢いのある漢字で威圧したり、
「目立つこと」をしないと世の中にわかってもらえないのかもしれないが、
それが主義主張を正確に広めるのに役立っているのかあやしい。


自分は“右翼”といっても、機構としての「国家」の姿勢に盲従するつもりもないし、
天皇がどんなに素晴らしいかを訴えたいわけでもない。
生まれ育った環境とか風土といった伝統的な空気感を大事にしたいだけ。
そこにたまたま天皇制というものがあっただけで、
天皇制反対という人には、
そういうもの(皇室)を抱えるぐらいの懐の深さを持ちたいじゃない。という考え。
伝統や文化の一部と化しているからね。
なくなってしまうと歴史とか文化とかそういうものを含めて、寂しくなると思うよ。
右翼=国粋主義者なら、それにはあてはまらないのかも。


神の国」にしても( 汗)、特定の神道を指している使い方というよりも、
八百万の神が存在するという伝統的な考え方が気に入っているから、
別におかしいとは思わない。自然界や世の中に存在するものに神性を認めるという発想
は現代的にはエコっぽいものに繋がるし、
どこかの1神教のようにすべてを正義と悪で分けてしまう考え方がどうしてもなじめない。
どことなく「ゆる〜い感じ」、殺伐としていない感じがお気に入りです。
最近はそれすらあやしいですが。


たまたま「日本」という冠がつけられた伝統・風土が大事にしたいのであって、
アジア連合的な行政組織が成立したとしても、そういう地域性みたいなものが大事にされるのであれば、
まったく問題ないと思っている。中国や韓国とご一緒することになったとしても。
その意味ではまったく右翼的ではない発想の持ち主なのかもしれないが、
日本が好きなので、まぁ右翼ということにしてください。「愛国心がある人=右翼」的な考え方が
左の人を始めとしてこれまでの日本には染みついていたので、
他の国では当たり前な「愛国心を持つこと」でも「右翼」ということにしてしまっているのかも。


右翼は内向きの発想ばかりで、国際的には浮いてしまう考え方だ。
みたいな空気もあるかもしれない。
外交問題というのは必ずしも調和で話が進むものではないからね。
対立するようなことになれば、右翼の人たちが前になって声高に叫ぶのもわかる。
単なる「日本好き」と、国益を守るというのは違うのかもしれないけど。


たとえば、遠く外国に行ってしまってそこで生活することになった場合、その人は「日本人」という
イメージをどうしても背負うことになるわけで、国際的な舞台になればなるほど、日本人であることを
意識づけられるという、ある意味で面白いことになる。
向こうの人は日本というイメージを元にして、こっちにアプローチしてくるだろうし、
どんなに日本が嫌いでも日本のことは少しは知っていると思われている。
日本人だったらそのバックボーンである環境・風土の「日本」を大事にしませんか。
そういう「古くさい考え」が嫌いなら、国籍を変えてください。そんな具合でしょうか。


今日は、「ネットの愛国心」。匿名性があればより過激化した発言が増えるだろうな。
レスがつくようにより過激な意見を書き込むようになる。とどこかの人がいつか書いていた。


本日の感想:やるなぁTBS、ネットに広がる愛国心に嫌悪感を覚える作りだわ。これ。