(ワンダー)ボーイ。

各国のW杯本番に向けたメンバーが発表されています。


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/headlines/20060510/20060510-00000021-spnavi-spo.html

トップリーグの試合に1度も出ていないのに代表入りです。しかもW杯本番の。
イングランドはこういう若手にどこかしら期待する風でもあるのでしょうか。
対戦相手にしてみたら、ほとんど知らない相手で癖や動きも未知のところがあるでしょうから、
分析できないし、その意味で驚異の存在です。それでもかなりすごいことをしますね。


このウォルコット選手についての監督のコメント
「この数ヶ月間考え、今朝、最終決断を下した。 もちろんこれはビッグギャンブルである。
それは否定しないが、私にとっては良い決断である。 ウォルコットは素晴らしい才能を持っている。
私は彼を見たときに興奮した。 彼の才能は今日のフットボールにおいて価値あるものである。
彼は他の若い選手がそうだったように、チャンスが与えられて、それをものにしていくことだろう。
彼の経験不足や年齢を心配することはない。 恐れを知らず、プレッシャーを感じない年齢である。」


W杯のような大きい大会には「なにをしでかすかわからない」不確定要素みたいのものを
手元に置いておくと、それだけでなんだかすごい力を得たかのような錯覚になるのはわかります。
「秘密兵器」的な。それにしても誰が残るか外れるかで熾烈な争いをしている国にしてみたら、
ぽっと出の若手がいきなり代表になってしまったりしたら、腑に落ちないでしょうね。
まぁでも我が国のジーコはこういうことはまずしそうにないですけどね。
ちょっぴりやってもらいたい気もするんですが。


トルシエの時も最後の最後で中山・秋田のベテランがいきなり呼ばれたりしましたけどね。
若手じゃなかったし。トルシエの時は直前のノルウェー戦で0-3で敗れたことがかなり
影響したかと思いますし、精神的な面も含めて試合に出場させるさせない関係なく
秋田とかを入れたと思いますけどね。結局出場してないし。それなら中村呼んでもよかった
ように思うのですが、さすがにサブとして置いておかないわけにもいかないしで。
でも、秋田が入ったことで代わりに中澤は直前で外されたんですけどね。もう4年前ですか。
久保や波戸も直前で外されたからなぁ。あのときは、ひでぇ。と思ったけど。(特に波戸w)


イングランドは優勝候補にも数えられるぐらい充実のイレブンが揃っていると
されていますが、ここにきてのルーニーの怪我は痛いですね。ルーニー
イングランドの攻撃の中心だっただけに。4年前にベッカムが同じように骨折して
回復次第だったのと似ています。それにしても、今回もマンUのメディカルスタッフの力を
見せつけるために怪我してしまったのかとすら思えます。
中心選手(4年前はベッカム、今回はルーニー)が本調子でないとはなんとも不運。
今回のW杯のイングランドの中心はルーニーでしょうし*1
是非とも万全のメンバーでスタメンを組んでもらいたいものです。


ルーニー抜きでウォルコットが「ワンダーボーイ」として、グループリーグ突破に貢献して、
決勝トーナメントからルーニー復活で、トントン拍子で決勝進出。なんて
出来過ぎたストーリーを描いているのは、エリクソン監督と私だけでしょうかw
とりあえず( )つきのワンダーボーイにしておきます。

*1:ベッカムは4年前(ケガする前)ほどではない